ケルトナーチャネルとは
ケルトナーチャネルは、アメリカのシカゴの穀物トレーダーの
Chester.W.Keltner氏が考案したテクニカル指標です。
ケルトナーチャネルは、ボリンジャーバンド
とは違って
移動平均線を挟む2本の上下ラインでバンド状に描いたもので
だいたいこの幅で値動きするものとされています。
計算式は
値幅平均値:高値と 安値の差(=値幅)の10日間移動平均値
ハイバンド:移動平均(中間線) + 値幅平均値
ローバンド:移動平均(中間線) – 値幅平均値
ケルトナーチャネルのダウンロードと導入方法
ケルトナーチャネルを使ってバイナリーを攻略するには
当然、ケルトナーチャネルのインジケーターが必要です。
私が使っているハイローオーストラリアとレートの誤差が少ない
TitanFXのMT4にはケルトナーチャネルのインジは初期から入っていませんでした。
※XM社やFXCMなどのMTも過去使用していましたが多分入っていなかったと思います。
ノーマルのケルトナーチャネルのダウンロードは
たくさん無料のインジケーターを提供くださっている
さんからダウンロードできます。
上の画像のように、バンドに触れると「矢印」や「アラート」が鳴るものは
タニさんの無料ケルトナーチャネルインジをダウンロードしてみてください。
ケルトナーチャネルをダウンロードしたら
MT4の左上の「ファイル」⇒「データフォルダを開く」
その中の「MQL4」フォルダの中の「Indicators」フォルダの中に
ドラッグ&ドロップ
これでケルトナーチャネルをMT4に導入完了です。※MT4を再起動
基本的に、外部からインジケーターを導入する場合は
常にこの方法で導入できますので、覚えておいてくださいね。
では、実際にMT4にケルトナーチャネルを表示させましょう。
MT4の「挿入」⇒「インジケーター」⇒「カスタム」⇒「KeltnerChannel」
をクリックします。
すると、この画面が立ち上がりますので、ココでは何もいじらず「OK」を押します。
無事にケルトナーチャネルが表示されました。
また、ボラティリティの指標を用いた上位時間足のラシュキ氏が改良した
ケルトナーチャネルを下位時間足に表示するインジケーターもあります。
※ボラティリティの意味がわからない場合はご自分でググってください!
いわゆる「MTF」分析できるものですね。
ケルトナーチャネルを使った手法
昔、私はこのケルトナーチャネルを使って
ある程度バイナリーを攻略していました。
大変申し訳ないのですが、統計の勝率などは採っていませんが
そこそこの確率(50%後半)で攻略できていた手法だったと記憶しています。
ケルトナーチャネル攻略するにはまずは基本を頭に入れておいてください。
ケルトナーチャネルは基本的には
基本線(真ん中)はローソク足の動きをラインで表しています。
値動きは、上下のバンド内を推移する動きです。
その上下のバンドを飛び出した時に、いわゆる
- 買われすぎ
- 売られすぎ
を示唆しているので、今後の値動きがどのように推移するか予想するのに使います。
ケルトナーチャネルの基本的な見方
基本的に、ケルトナーチャネルの真ん中のラインの傾きで
- 順張り
- 逆張り
でエントリーするかを見ます。
真ん中の基本線を上→下、下→上
真ん中の基準線に傾きがある場合、
ローソク足が上下のバンドを一旦、はみ出した状態から
基本線(真ん中の線)を超えた時は、「順張り」手法が有効です。
基本線の傾きが上昇の場合、一旦、押し目をつけて(下がって)
基準線を超えてきたら「このまま上がる」と予想。
下降の場合は、考え方は逆になります。
真ん中の基準線が横ばい
基準線がほぼ横ばいの場合は、トレンドがでていないのでレンジ状態と判断。
そういう場合は、値動きがどっちに動くかわからないので
エントリーを避ける。特に、30秒や1分取引などは止めておいたほうが無難です。
5分以上の取引であれば、上下のバンドを超えたら「逆張り」はありかもです。
レンジ相場では、上下のバンドをそのまま突き抜けて
同じ方向に行く勢いがないと判断。(基本的に、無理にエントリーしなくてもよい)
ただ、インジケーターはなんでもそうですが
それ単体では、エントリー根拠として弱いです。
ケルトナーチャネルと組み合わせて使うと有効
ストキャスでもRSIでもいわゆるオシレータ系インジケーターとの組み合わせがいいと思います。
私は、「RSI」※期間 9、Close、75、25に設定 を使っていました。(1分足)
ケルトナーチャネルにタッチ、
RSIが75以上なら「LOWエントリー」
RSIが25以下なら「HIGHエントリー」
みたいな単純エントリー(※青の縦線)でOKです!
ケルトナーチャネル攻略のまとめ
- ケルトナーチャネルの基準線(真ん中の線)の傾きに注目する
- 傾きがある時はトレンド発生と判断し、上下のバンドからの返りを狙う
- ケルトナーチャネルだけでは根拠が弱いので、オシレーター系インジと組み合わせる
以上、3点のことに注意するだけでかなり勝率がアップします。